『湿布を貼った所を日光に当てないように言われたけど大丈夫?』
『湿布貼ったところが真っ赤、痒い、水ぶくれになった…』
肩こりや腰痛、関節の痛みなどで湿布を貼ること、よくありますよね。貼るだけで痛みを和らげてくれる湿布はとても便利ですが、思わぬトラブルを引き起こすことがあります。実は、一部の湿布では、貼った場所に日光が当たるとぶつぶつができたり、赤くはれてしまったりするリスクがあります。
今回は、特に注意が必要な「製品名:モーラス(成分名:ケトプロフェン)」という湿布に焦点を当て『光線過敏症』とは何か、そしてそれを防ぐための具体的な対策についてご紹介します。
光線過敏症とは?
光線過敏症とは、通常では問題にならない程度の紫外線量に過剰に反応し、皮膚に炎症(赤み、かゆみ、発疹、はれなど)が起こってしまう状態を指します。まるで強い日焼けをしたかのような症状が現れることが特徴です。症状が体全体に広がる場合、頭痛、めまい、吐き気、脱力、喘鳴など皮膚以外にも症状が現れることがあるので、注意が必要です。
飲み薬でも影響することがありますが、特に注意が必要なのは、ケトプロフェンという成分を含む湿布薬です。この成分は、紫外線に反応しやすい性質を持っています。そのため、ケトプロフェンを含む湿布を貼っている間はもちろんのこと、剥がした後も最低でも4週間は、貼っていた部分を日光に当てないように細心の注意が必要です。
貼ったところを日光にあてないための具体的な工夫
大原則として、ケトプロフェン以外の湿布(ロキソプロフェン、ロキソニンテープ)を使用するのが1番です。ですが、どうしても使用する場合、光線過敏症を防ぐために、日常生活で実践できる工夫をいくつかご紹介します。

(引用:久光製薬株式会社 モーラステープL40㎎を使用されている方へ)
1. 海水浴やゴルフ、テニスなど屋外活動は控えめに
日光に当たる時間が長くなる海水浴、ゴルフ、テニスなどの屋外での活動は、できる限り控えるか、どうしても参加する場合は、徹底した紫外線対策を講じることが重要です。特に、剥がした後も薬の成分が皮膚に残り、光線過敏症のリスクがあることを忘れずに、十分な注意を払ってください。
2. 外出時の徹底した紫外線対策
モーラスを貼っている期間や剥がした後の4週間は、外出時に特に注意が必要です。晴れた日だけでなく、曇りの日でも紫外線は降り注いでいますので、油断は禁物です。貼っていた部分を、衣類などでしっかりと覆い、直接日光に当たらないようにしましょう。
- 長袖の服やスラックス: 腕や足に貼っていた場合は、長袖のシャツやスラックスを着用して、直射日光が当たらないようにしましょう。白い薄い生地等は覆ったことにならないので要注意!
- サポーターやストッキング: 関節部分などに貼っていた場合は、サポーターや厚手のストッキングなどを活用するのも効果的です。
- 日焼け止め: 日焼け止めを塗ることも有効ですが、薬の成分が残っている皮膚に塗る際は、肌への刺激を考慮し、パッチテストを行うなど慎重に使用してください。
3. 剥がした後も油断せず、最低4週間は注意を
ケトプロフェン(モーラス)テープを剥がしたからといって、すぐに安心できるわけではありません。薬の成分は皮膚に浸透し、しばらくの間残存します。そのため、剥がした後も最低でも4週間は、貼っていた部分を日光に当てないようにしてください。この期間は、上記で述べたような紫外線対策を継続することが大切です。
その他の重要な注意点
モーラスの使用にあたっては、光線過敏症以外にもいくつか注意すべき点があります。安全に薬を使用するために、以下の点も確認しておきましょう。
1. 妊娠後期の女性は使用しないでください
妊娠後期の女性は、モーラス(ケトプロフェン)を使用しないでください。 胎児に影響を及ぼす可能性があるため、自己判断での使用は絶対に避け、必ず医師や薬剤師に相談してください。
2. かぶれが起きたらすぐに使用を中止し、医療機関へ
もしモーラスを貼った部分にかぶれや光線過敏症の症状(赤み、かゆみ、発疹など)が起きた場合は、すぐに使用を中止し、速やかに医師や薬剤師に相談してください。かぶれているのに使い続けると症状が悪化したり、日光に当たることでさらに悪化し、まれに全身に症状が広がることもあります。また、かぶれの後に色素沈着(しみ)が残ることもあります。
まとめ
ケトプロフェンを含む湿布薬は、痛みに対して効果的なお薬ですが、光線過敏症という副作用には十分な注意が必要です。特に以下の3つのポイントを忘れずに、安全に薬を使用しましょう。
- 貼っている間も剥がした後も、最低4週間は貼っていた部分を日光に当てない。
- 妊娠後期の女性は使用しない。
- 異常を感じたら、すぐに使用を中止し、医師や薬剤師に相談する。


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