低血糖時の対応は？

😟『低血糖の症状は聞いたことあるけど、どんな対応すればいいの❓』
👪『家族が低血糖になった時はどうすればいい❓』

低血糖になったら、『甘いものを口にすればいいんでしょ』と回答をいただくことがあります。
どれくらいの量を摂取し、どれくらいの時間様子見をすればいいかご存じでしょうか。
ちなみに、チョコレートも甘いですが吸収が遅いためオススメしません🙅‍♂️

今回は、『低血糖時の対応方法』を中心に紹介します。

低血糖とは

通常、血糖値は『７０～１１０ｍｇ／ｄＬ』が正常範囲と言われています。

低血糖は以下のような状態を指します。
・７０ｍｇ／ｄＬより低く、症状がある
・症状の有無によらず、７０ｍｇ／ｄＬよりも低い場合
・７０ｍｇ／ｄＬより高くても、症状がある

『自分でわかる症状』
『他人がわかる症状』
と低血糖の症状は多岐に渡ります。

😟『最近体調優れないんだよな』
と思っているその症状、実は低血糖かもしれません❗

👇どのような症状があるかについてはこちらの記事を参照ください👇

🤔『低血糖の症状かな❓』と感じたら、すぐに次のいずれかを摂取しましょう。
低血糖の症状によっては、自分で対応できない場合もあるので、対応方法はご家族などとも共有しておいてください🙏

低血糖かなと思ったり、血糖値測定で低値を示した場合は、下記のいずれかを経口摂取
　①ブドウ糖（１０ｇ）
　②ブドウ糖を含む清涼飲料水（１５０～２００㎖）
　③砂糖（２０ｇ）

摂取後１５分以上経過しても改善しない場合は再度同じものを❗
それでも改善が見られない場合は、すぐに受診を⚠️

α-グルコシダーゼ阻害薬を服用している場合は、ブドウ糖以外の吸収が抑制されてしまいます。
次の薬を服用されている場合は、ブドウ糖を準備しておきましょう⚠️

✅アカルボース
✅ミグリトール（先発名：セイブル）
✅ボグリボース（先発名：ベイスン）

また、α-グルコシダーゼ阻害薬が処方されている場合、無料でブドウ糖のタブレットなどを提供してくれる薬局もあります。１度確認してみましょう💁‍♂️

低血糖は場合によっては、意識を失ってしまうこともあります。
救急車が来るまでの間にしっかり対応できるように対応方法を共有しておきましょう

⚠️※固形物を無理に飲ませると窒息の原因となるの注意してください。⚠️

①【　ブドウ糖が必須な場合は？　】に記載した３ついずれかを使用
②水に溶かす
③ー１（意識はあるが動けない場）　→　飲み込ませる
③ー２（意識がない場合）　→　歯茎にすり込む

低血糖のリスクがあると判断された患者さんには
『注射剤』『点鼻薬』が処方されることがあります。

意識を失った場合に使用するものになるので、使用方法について事前に共有しておきましょう💁‍♂️

👇点鼻薬の使用方法については以下サイトを参照ください👇

🤔『低血糖の症状よくなったから、放置してもいいよね❗』と思っていませんか❓

ブドウ糖・砂糖などの摂取で改善したとしても
⚠️【　必ず　】低血糖の症状が現れたことを主治医に報告し、指示を仰ぎましょう⚠️

今回は、【低血糖の対応】について紹介しました。
実際に低血糖の症状が現れた時に、対応できるようにカバンや車の中に常備してください。
繰り返しになりますが【　必ず　】ご家族・周囲の方にも対応方法は共有しておきましょう。