早速ですが、下の画像の中に『1つだけ目薬』があります。どれかわかりますか?

選択肢に記載してありますが、使用部位はそれぞれ異なります。使う場所が異なると期待される効果が得られないだけでなく、副作用が生じる可能性もあるので、誤使用は要注意です。
『いやいや、どう考えても間違えないでしょ』
『自分には関係ない』
と思うかもしれませんが、実際に目薬と勘違いして使用してしまったケースもあります。
今回は『どんな時に間違いが発生するか、間違いが起こらないような対策』を中心に紹介します。
間違って使ったときは…
はじめに、間違えて使用してしまった時の対応について、特に注意してほしい「誤飲・眼への使用」について紹介します。どうしたらいいかわからない場合や少し様子がおかしい場合には『♯7119・中毒110番』などを活用するようにしましょう。
⬇️下記、ページを参考にしてみてください。⬇️
誤飲した場合
舐めたり、飲んだりしてしまっても様子の変化がない場合には、緊急の対応は基本的に必要となりません。心配であれば、処方医や薬局に電話で相談してみましょう。早急の対応が必要な症状については後ほどまとめます。
意識があり、嚥下や咳嗽反射が正常である場合には吐かせたり、水を追加で飲んだりすることもありますが、吐かせようとすることで状況が悪化してしまうケースが存在します。そのため以下のようなケースでは慎重な判断が必要となります。自己判断で吐かせることはせず、『119番』や『中毒110番』、『処方医』の指示に従って行動するようにしましょう。
【吐かせるのに注意が必要な状況】
・ショック時
・意識がない場合
・けいれん時
・6カ月以下の乳児
・制吐剤を服用した場合
その他にも妊娠末期、コントロールできない高血圧、不整脈、心肺機能の著しい低下がある方などで注意が必要となります。
眼に使ってしまった場合
症状の有無によらず、水道水などの流水で目の洗浄を行いましょう。2~3分程度ではなく10分以上洗浄しましょう。違和感などなければ、夜間・休日に急いで受診する必要はないと考えられます。心配であれば、誤飲と同様に電話で近隣の眼科・薬剤師に相談するようにしましょう。
ただ、眼は重要な器官ですので放置しないでください。眼に誤って入ってしまった場合、問題ないか確認するためにも、通常の診察時間に受診することをオススメします。
こんな時は早急な対応を
具体的にどのような症状あればすぐに受診してほしいかをご紹介します。誤飲による中毒症状は医薬品の種類によって異なります。あくまで参考程度にしていただき、少しでも様子がおかしいと思った場合には受診または119番(通院が困難な場合)をしましょう。
内服による中毒の初期症状
具体的な症状を列挙していきます。
吐き気、おう吐、腹痛、上部腹痛、下痢、全身がだるい、眠気、不眠、発汗、体温低下、発汗を伴う発熱、のどや胃が焼けるような痛み、口渇、頭痛、耳鳴り、低血圧(血圧低下)、ふるえ、けいれん、体の硬直、眼の様子がおかしい、不安、興奮、うわごとを言う、ろれつが回らない、めまい、歩けなくなる…など多岐に渡ります。
『飲んだかも知れない』『飲んだ量が分からない』そんな時に上記のような症状があれば速やかに対応しましょう。
眼の症状
洗浄を行ってもなお、視界のぼやけが続く、視野が欠ける、痛みがある、充血が続く…といった症状がる場合は速やかに近隣眼科への連絡もしくは119番へ連絡をしましょう。
どんな時に間違える?
実際、目薬と思って目に使用してしまったり、目薬を飲んでしまったりすることがあります。実際に薬局でも「薬の使い方間違えたんだけど、どうすればいい?」と相談を受けることも少なくありません。間違えて使用してしまう背景には次のようなものが挙げられます。
・似ている医薬品を並べて保管。
・くらい室内でよく確認せず手探りで探して使用。
・他の家族が管理しており、薬の内容を把握しておらず、間違えて渡して使用。
・家族の使用している薬を目薬だと思い込んで使用。
1つ1つの要因は大したことありませんが、ふとした時に事故は起こるので注意してください。
間違えないために…
『間違えそうで心配…』という方もいらっしゃるかと思います。完全に防ぐことは難しいですが、使い間違えを防ぐ対策をいくつかご紹介します。
1.専用の袋に入れて保管する
目薬を薬局で受け取る際に専用の袋に入れて受け取ったことはありませんか?
メーカーによってはSDGsの観点からか、袋が同封されないこともあるので、ジップロックなどで代用することもオススメです。
似た外観の薬が手元にある場合は、袋を活用することもオススメです。例えば…
✅目薬だけは専用の袋に入れる
✅目薬以外を専用の袋に入れる
といったように、区別できるように保管することで、使い間違いを防ぐことも可能となります。
2.使用部位が分かるようにシールを貼る
認知機能が低下していたり、ご家族の介助が必要となる場合に有用な手段の1つとして『シール』が挙げられます。『飲み薬』『足』『目』『耳』…と部位を書いた大き目のシールを見やすい位置に貼ることで使い間違えを予防することができます。
3.保管場所を別にしておく
医薬品を1つのポーチにまとめたり、引き出しに並べて保管したりする方は多くいらっしゃるかと思います。ですが、似た形状の薬に関しては、別の場所に保管するようにしましょう。眼がかゆいからと急いでポーチを探って使ったら、違う薬だったということもあり得ます。
例えば、目薬に関しては、自宅であれば『冷蔵庫』や外出時は『目薬用のポーチ』といった目薬はここにあるとわかるようにしておきましょう。
4.他人が触らない場所に保管する
『お子さん』や『認知機能が低下している方』の手が届く場所には置かないようにしましょう。このような説明は何度も聞いたことがあると思いますが、とても重要です。
『隠せ!』ということではありませんが、少しでも『使い方が怪しい』『舐めたり、遊んだりしそう』と思う場合には注意しましょう。
以上が『使い間違えを防ぐための工夫』となります。1つだけでなく、何個か工夫することで使い間違えを大きく予防することができます。実際に間違えが起こってからでは遅いので、どれか1つから初めて見てください。
まとめ
今回は『似てる薬の使い間違え』について紹介しました。
特に、お子さんやご高齢の方と同居される時には注意してほしい内容になっています。対処法や症状、対策について事前の確認をしてみてください。
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