『目薬をどのように保管していますか?』
『また、目薬の使用期限をご存じですか?』
今回は目薬の保管方法・場所について紹介します。
目薬の保管について
大前提として、薬の保管温度のほとんどが『室温(1~30℃)』と設定されています。
中には『冷所(1~15℃)』での保管が必要な場合があるので注意してください。
目薬についても同様で『冷蔵庫などの涼しい場所で保管してください』と言われていない場合は『室温(1~30℃)』で問題ありません。
方法について
『置き方』『一緒に保管するもの』にも注意が必要です。
置き方
⚠️濁っている目薬(懸濁性点眼)の場合です⚠️
上下さかさまの保管はNGです。横にしての保管もやめましょう。
成分が重力に従い積もっていき、目薬の穴を塞ぐ原因となります。
『どれが懸濁性だろう?』と考えるのも面倒なので、『とりあえず目薬は立てて保存』で問題ありません。
一緒に保管するもの
揮発しやすいものと一緒に保管する場合には注意してください。
揮発成分が目薬の中に侵入してしまう可能性があります。
代表的なものとしては…
『湿布』『防虫剤』があります。
揮発に注意が必要なのは『油性ペン』も同様です。
ボトルに直接『使用開始日』を記載する方がいらっしゃいますがオススメできません。
代わりにオススメする方法は以下です。
✅シール等に記載し貼り付ける
✅目薬の袋を使用し、袋に記載する
場所について
オススメの保管場所は『冷蔵庫のドアポケット』
理由は冷たくなりすぎないからです。
冷蔵庫の奥には冷気の吹き出し口があります。その周辺に物を置くと場合によっては凍ってしまう可能性もあります。そのため開閉で外気に触れるドアポケットがオススメとなります。
⚠️1点だけ注意⚠️
市販薬にもある『成分名:トラニラスト』は冷所で保管すると成分が結晶化してしまう恐れがあるので、トラニラストだけは室温で30℃を超えないように保管してください。
まとめ
今回は目薬の保管方法について紹介しました。
簡単にまとめですが…
①立てて保存
②揮発性の物と保管しない
③冷蔵庫のドアポケットに保管
部屋の温度が30℃を超えない場合は冷蔵庫でなくても問題ありません。
少しでも参考になれば幸いです。
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