👤『正直、高血圧の基準がイマイチ』
👤『血圧測るといつも違うんだけど?』
高血圧は脳卒中、心臓病、腎臓病や大血管疾患のリスクです。放置しないようにしましょう!
計測毎のズレを小さくするためには【ルーティン化】が必要です。
思い出した時に計測するのではなく、ポイントを押さえて計測するようにしましょう!
今回は『血圧の基準・目標値・ポイント確認』の3項目から紹介します。
高血圧の基準は?
高血圧は『病院・クリニック』と『家』で基準が異なります。
分類は画像の通り以下の7つです。
- 正常血圧
- 正常高値血圧
- 高値血圧
- Ⅰ度高血圧
- Ⅱ度高血圧
- Ⅲ度高血圧
- (孤立性)収縮期高血圧
よく『上の血圧、下の血圧』と言われますが、
高血圧の入り口は、
✅診察室血圧では『上の血圧(収縮期)』が【140以上】
✅家庭血圧では『上の血圧(収縮期)』が【135以上】
(高血圧診療ガイドライン2019を基に作成)
【 ↓病院・クリニックでの基準 】
【 ↓ご自宅などでの基準 】
病院などでは、緊張やストレスで数値が上がりやすい状態です。
あまりにも差がある場合は【 家庭血圧 】が重要視されます。
皆さんの数値はどこに当てはまりますか?
どれくらい血圧を下げるべき?
基準を超えたら、すぐに薬が開始になるわけではありません。
食事や運動の見直しても改善しない場合に薬物治療が開始となる可能性があります。
血圧の目標値は年齢や合併症などの有無で異なります。
今回は年齢による違いだけ記載します。
✅75歳以上
診察室:140/90 未満
家庭 :135/85 未満
✅75歳未満
診察室:130/80 未満
家庭 :125/75 未満
理想のタイミングは1日2回
理想的な血圧の計測は【朝・寝る前】の【1日2回】です
具体的なタイミングを以下に記載します。
🌅朝のポイントは3つ
・起床後1時間以内
・排尿後
・食事を摂る前
🌃夜のポイントは2つ
・寝る前
・お風呂や食事・飲酒の直後を避ける
その他にも注意してもらいたいポイントがあるので、次の項目で紹介します。
正しくできてる?5つのポイントを確認!
より正確に計測するためにも、以下の5項目を確認しましょう!
『できていないとダメ!』というわけではないので、参考程度に確認してください。
ポイント1 リラックスしてますか?
計測の前1~2分は深呼吸して座って待ちましょう
ポイント2 トイレはしましたか?
排尿・排便後または、尿意・便意がない時に!
ポイント3 正しい姿勢ですか?
計測部と心臓は同じ高さに
足は組まずに床に両足をつけましょう
ポイント4 いつもと同じ時間帯ですか?
毎日決まった時間に計測しましょう。可能であれば1日2回(朝・寝る前)
ポイント5 室温は問題ありませんか?
暑すぎたり、寒すぎたり。室温で血圧が変化してしまうこともあります。
室温の変化が激しくないところで計測しましょう
まとめ
今回は『血圧の基準・目標値・ポイント確認』について紹介しました。
血圧計を見かけた際はポイントを参考に計測してみてください。
😟『血圧が高いかも』
と感じる場合は、見て見ぬふりをせずに1度受診を!
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