不眠の4つのタイプ、あなたの睡眠は何点ですか?

セルフチェック

🙎‍♀️『寝つきが良くないんだよね』
👴『早く起きちゃって、寝た気がしない』
薬局でもよくある相談内容です。

『寝れない』そのひと言には様々な背景、状況があります。あなたは「眠れない悩み」を抱えていませんか?不眠症は、現代人に多い悩みの一つです。実は不眠に『様々なタイプ』があることを知っていますか❓

この記事では、不眠の種類や自分の状態をチェックする方法、そして受診すべき目安までをお伝えします。症状によって薬を使い分けることがあるので最後までチェックして、不眠について確認してみてください。

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不眠は4タイプ

実は不眠は4つのタイプに分けられます。自分がどのタイプに当てはまるかを知ることで、対策も見えてきます。ここでは、それぞれの特徴を簡単に紹介します。

1. 入眠障害(Sleep Onset Insomnia)

寝るまでに30分以上かかってしまう状態入眠障害です。頭が冴えてしまって、眠気が遠のく夜が続くと、朝起きるのもつらくなります。人によって入眠時間はことなるので「いつもより時間が掛かっている」そんな時は注意が必要です。

よくある原因はストレスや不安が頭を離れないことや、夕方以降のカフェイン、スマホのブルーライト、不規則な生活リズムなどが挙げられます。

2. 中途覚醒(Sleep Maintenance Insomnia)

中途覚醒は、夜中に何度も目が覚めてしまう状態です。朝までぐっすり眠れないと、一日中疲れが残ってしまい、翌日のパフォーマンス低下に繋がったり、日中の眠気に繋がることもあります。

この原因には、夜間頻尿や加齢で睡眠が浅くなることや、寝る前のお酒、睡眠時無呼吸症候群のような呼吸トラブル、ストレスなど様々ことが関係してきます。

3. 早朝覚醒(Early Morning Awakening Insomnia)

早朝覚醒は、アラームや予定よりも早く目が覚めてしまって、そこから眠れなくなる状態です。十分な睡眠時間を確保することができないため、睡眠不足に繋がってしまいます。

原因はうつ病や強いストレス、体内時計の乱れ、加齢による睡眠時間の短縮、入眠時間が早いなど病気以外の可能性もあります。

4. 熟睡障害(Non-Restorative Sleep)

熟睡障害は、長く寝ても疲れが取れず、朝起きるとだるい状態が続く状態です。眠りが浅く、睡眠時間のわりに熟睡した感じが得られません。そのため、寝足りないと感じます

原因はストレスで深い眠りに入れないことや、レストレスレッグス症候群のような隠れた睡眠障害、騒音や寝具の不快感、夜のカフェイン、飲酒や重い食事が影響している場合があります。

睡眠障害に関してはいきなり睡眠薬を使用するわけではありません。睡眠に対する日常生活でのポイントは以下の記事でまとめていますので参考にしてみてください⬇️

あなたの不眠は何点?

『自分は不眠症なのかな?』と気になったら、簡単にチェックする方法があります。ここでは『アテネ不眠尺度』という方法を紹介します。自分の睡眠の状態を点数で確認してみてください。

アテネ不眠尺度とは

アテネ不眠尺度は、睡眠の質や不眠の程度を自分でチェックできる質問表です。全部で8つの質問があり、それぞれ0~3点で答えていきます。点数の合計で、自分の不眠のレベルがわかります。早速、試してみましょう!

≪引用:エーザイ株式会社、患者向け資料≫

結果の見方と受診の目安

合計点を計算したら、以下の目安を見てみましょう。
各項目左から順番に0点、1点、2点、3点です。

・0~3点: 問題なし。良い睡眠が取れているようです。
・4~5点: 不眠の疑いあり。
・6点~: 不眠症の可能性あり。医師に一度相談してみてください

「点数が高いからすぐ病院!」と焦る必要はありませんが、6点以上で「つらいな」と感じるなら、一度医師に相談してみてください。特に、睡眠不足で仕事や日常生活に支障が出ている場合は、早めの対応が大切です。

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まとめ

不眠症には「入眠障害」「中途覚醒」「早朝覚醒」「熟睡障害」の4つのタイプがあり、人によって悩みの形はさまざまです。まずは「アテネ不眠尺度」で自分の状態をチェックしてみて、点数が高い場合は生活習慣を見直したり、必要なら病院で相談してみてください。この記事が、あなたの睡眠を見直すきっかけになれば嬉しいです。

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